壇信徒様とのお勤めを終えると護摩壇は元のかたちから下の写真の状態までになった。
このままでは護摩が終わったままの状態であるため、お焚き上げした壇木に火渡りのお徳が授かるように火伏せといわれる作法をもって祈願する。
火伏せをする前に歩けるように道をつくり(左側の写真)、火伏せを厳修(右側の写真)。
火伏せが終わると僧侶と世話人会が渡り全員が各配置について、準備が整い終わると参詣者の火渡りが始まった。
足が悪い方は、僧侶が前後について参詣者を押し出すことなく、渡る人の足運びや歩く速さを考え一緒に渡る。(足の悪さは人それぞれですので、必ずしも前後に付くとは限りません。前に一人だけ付く場合もございます)
お子様の場合は、僧侶が後ろから一緒に歩き真っ直ぐ歩いていくようにサポートをし、保護者が渡り終えるまで僧侶が横についてお子様を見守ります。歩くことがまだできないお子様は、保護者とともに抱っこの状態で渡っていただきます。
おぉっとここで奇跡の一枚!当山の火渡りは、昔から小さいお子様でも安心して一人で渡れるのですが、合掌して渡っております。小学生くらいから合掌して渡れる子が増えるのですが、まだ保育所に通うお子様の合掌は見たことがあまりありません。今回の写真提供で合掌して渡っているお子様は彼だけでした。まさに、奇跡の一枚。子は親をまねるとはよく言ったものです。子ほど大人をよく観察しているのかもしれません。これは、改めて勉強になりました。
令和元年 滝谷山不動院秋季大祭 火渡り修行は、準備・本番と皆様の信心のおかげで 、晴天にも恵まれ無事に有難く終わりました。
本当に皆様のおかげをもちまして、今回の火渡り修行も無事に終わりましたことをブログにて御礼とともにご報告させていただきます。
本当に、ありがとうございました。 これからも精進していきますので今後とも宜しくお願い申し上げます。
合掌
写真提供 T様 お写真のご提供ありがとうございます。