まだ9年、もう9年、人それぞれによって感じ方というのか、考え方というのか、、、
テレビで見たあの光景をいまだに鮮明に覚えている。ちょうど高校を卒業して、車の免許を取って、4月から大学生という期待と大丈夫かなという不安があったそんな時期に起こった出来事だった。
あの頃は、初めての一人暮らしで毎日が慣れないことの連続。ボランティアをするまでの余裕もなく、ただバイト代から微々たる募金をしただけ。あの頃を振り返ってみると、身勝手な話であり、そんな自分に憤りを覚える。
この世界に入り、僧侶として手の合わせ方を覚え自坊に戻る。戻って初めてわかりましたが、護摩や行事の終了後には檀信徒の皆様と被災地のことを思い般若心経一巻をお唱えをすることが恒例となっていた。そのおかげか、被災地のことを忘れることなく皆様と共にお勤めをしたり、日々のお勤めで被災地の復興や被災で亡くなられた方に対して般若心経をお唱えすることが日常となりました。
そんな自分に「いま」できること。
あの頃の自分を忘れないこと。それが、被災地への祈りにつながること。また、一人の祈りだけではなく、皆様と共に祈ること。
いつか、祈りという大きな花が咲きますように…
これからも、皆様と共に成長していきたいと思います。
正面に座ったら優しく見守ってくれている感じがしたのでパシャ
アップで撮影をしてないので見にくいと思います。ごめんなさい。