本当は、ブログに下記の画像を貼ろうと思ったのですが、昨今の情勢を鑑みてホームページ上には記載しませんでした。
なので、申し訳ございませんが事後報告となります。
ご理解いただきますよう宜しくお願いいたします。
今回の蔵王権現 伊船(いふな) 入峯・柴燈護摩とは、
鈴鹿市の伊船という土地で護摩を行います。
なぜ伊船で行うのかというと・・・ ( ^ω^)
明治の時代に鈴鹿から奈良県にある大峯山(おおみねさん)という修行の山に十七回登られた行者さんがいました。
その大峯山の素晴らしさや有り難さ等を皆様にも伝えようと布教するために、
この伊船という土地に有志と共に大峯山と同じ神仏をお招きし、お祀りしているという由緒があります。
そして、そのご縁を近年にいただき、毎年8月の最終日曜日が大祭日となっておりますので、護摩を焚くようになりました。
大峯山の写真等は、また違う機会に…
それでは、お勤めの様子を
7時30分に当山を出発!
8時頃に到着し、最終準備を開始。
(前日に掃除・草刈り・護摩の準備をしました。)
なので、8時40分頃に準備完了の後にお勤め開始。
掛け念仏を唱えながら、登ります。
護摩の前にお社の前でお勤め!
お勤めをしながら参加された方にお加持も行いました。
(マスクを忘れたので、タオルを口に巻き、宝剣でお加持をしました。)
お社の前でのお勤めが終わり、
お社の横にある石碑の前に移動し、護摩を開始。
始まると共に願文を読み上げ
護摩の中に火を入れて、皆様と共にお勤めを開始。
徐々に火が大きくなり、勢いが増す中、前段の作法が終わり、
参拝者が各々の願いを込めて火の中に入ると、さらに火が元気になります!
そして、護摩が終わり
住職がこの修行道場の説明等のお話をし、
無事に護摩が終わりました。
そして、参拝者に護摩の火や煙を近くで感じていただき、火を消して片付けをし
約10時45分ぐらいに当山まで戻ってきました。
最後になりますが、
明治の時代に、電車で奈良県まで行けたとしても、現代のように電車のスピードや便利性等はなかったと思います。
それこそ、車なんてあったとしても今のように道なんてなく物凄く時間をかけて行くことになります。
そんな不便な中、十七回も大峯山に行くなんて本当に凄い事です。
それだけ大峯山には魅力があるからこそ、できたことだと思います。
こういった先人の思いを感じながら、この修行道場を大切にしていきたいと思います。
今後も皆様とこういった修行を一緒に行い、共に成長・発展をしていきたいと思いますので、
よろしくお願いいたします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
素材 いらすとや様 ありがとうございました。
写真提供 M・T様 ありがとうございました。