2021年1月16日(土)は、甲子(きのえね)の日で本年の第一回目の
「大黒さんの御縁日」でした。
第一回目の大黒さんの日しかお護摩を焚きません。
(後の大黒さんの日は、住職・副住職でお勤めというかたちになります)
甲子の日ということもあって、子の刻(23時~1時)に昔はお護摩を焚いていましたが、
近年は、皆様のご負担を考えて11時から13時までにお護摩を焚き終わるようにしております。
11時に火が上がるように、10時45分からお勤めを始めます。
11時になり、法螺貝を吹いて修行を開始。
法螺貝を吹いた後に火を入れます。
可愛らしい火が上がり、「こんにちは!」と言っているような火が上がり
住職は、つらつら~とお護摩の作法を進め、
副住職は、お経やご真言を唱えつつ写真を撮ったり、わからない事があれば教えたり、何でも屋をします。
もちろん皆様は、全集中しながら修行を行います。
皆様が修行を頑張っているので、火の勢いが増してきました
途中で龍のような、しなやかな火が上がり
また、神獣の麒麟のような首と顔に見える火が上がったり
(麒麟麦酒のパッケージにある、あの絵ですね)
さらに、火は柔らかいのか
クルっと曲げたり…う~ん( ^ω^)・・・
象さんだと…(長くなるので今回は割愛)
皆様は何に見えますか?
(また、コメントなどいただけたらと思います。)
そんな火が上がりながら、本日、一番の火が
後ろから見るとこんな感じです。
住職が護摩木を組み上げる時から【天候】【温度】【木の状態】等を見きわめて
火の高さを調整しておりますので、危ないということはありませんのでご安心を!
お護摩の作法が進むにつれて、皆様の修行も着々と進んでいきます。
洗米したお米と大豆を使って修行を行い、
それが終わると、
お経やご真言を唱える修行を行います。
皆様の終わりを見計らい、住職がお護摩を進め、
お護摩と皆様の修行が終わり、最後のお勤めを行い、
無事に大黒さん行事が終わりました。
また、豊穣の神様とも大黒さんは言われております。
お護摩が終わった後に、雨が降り大地に潤いをくれました。
最後になりましたが、色々な火が上がりました。
神仏の使いや仏様も象の上に乗っていたり、蛇を持っていたりなど関係性が深いモノが火となって現れたと考えると
凄い御利益がある、有り難いお護摩だったと言えます。
これも、皆様と大黒さん・五大力さんのおかげだと思います。
ありがとうございました。
洗米や大豆は、各自の準備ですが、大黒さんが無いとか大きい升など無くてもやり方はありますので、お気軽にお聞きください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
素材
いらすとや様 ありがとうございました。