去る7月15日に当院にて施餓鬼法要を行いましたので、その様子をブログにまとめてみました。
台風のような雨が続き法要ができるのかなと心配していましたが、3日前くらいから晴れるようになり安心していました。
しかし、前日の夜から当日の朝まで雨が降ったり止んだりと…
心配ないくらいの雨の中で法要が始まりました。
散華(さんげ)というお経の作法ですが、蓮の花の形に切り取られた色紙を花びらが舞うように撒く(まく)作法となります。
散華はまたの機会にご説明します。(今後の話の為に割愛)
〇で囲まれている所にあるのが散華となります。
(また、どこかで散華の写真と話をちゃんとしますので今回はごめんなさい)
そのまま、つらつらと法要が進む中、曇り空から青空へと
太陽の力でお地蔵さんも乾きました!
そして、1座目のお坊さんだけのお勤めが終わり
手短に法話を行い、お申込みいただいた塔婆を皆様にお配りし、2座目の準備を!
本当に天気が回復し感謝しながら
準備を整え、2座目が始まります。
2座目は、自分の手でご先祖様に供養するご修行となります。
まず、住職が外に出てお供え物を水の中に入れます。これを施餓鬼(せがき)と言います。
施餓鬼を簡単に言うと、お供え物を作法をもって水の中に入れ、施すという供養をすることで
自身のご先祖からご縁のない方などの広く一切の諸々の仏様を供養することができる作法と覚えていただいても間違いはないと思います。
この作法が終わり住職が本堂に戻ると
お坊さんが後ろを振り返り参加者の塔婆を一つ一つお勤めしていきます。
お坊さんにお勤めをしてもらい、次に外に出ていただきご修行をしていただきます。
まず、焼香をしていただき、そのお香の煙を塔婆に当てていただき
前に進み(何回か人がコロコロ変わりますがそこは気にしないでください)
樒(しきみ)を手に取っていただき
樒を水につけて
水滴のついた樒を塔婆にチョンチョンと当てます。
この時にこういう風に拝んでねと皆様に伝えてあるので多分その通りに拝んでいただいたとは思いますが(;^ω^)
それが終わると
目の前にある仏様の前にお供えをするかのように置きます。
ご時世でもありますから前の人との距離感を取りながら行いました。
皆様のご協力に感謝です!
そして、当日に来れなかった分の塔婆も
(個人情報保護の為モザイク加工しております)
副住職達でご供養しました。
それが、終わると全員で外に出て
お地蔵さんをお勤めします。
お勤めが終わり
住職が挨拶を行い、今年も施餓鬼法要は無事に終わりました。
この法要で一番大事にしている2座目が晴れてくれたことが何より有難かったです。
また、最初は天候が悪い中お参りに来ていただきありがとうございました。
帰る時は、晴れていたので当院としても一安心できるのでお天気に本当に感謝です。
ザックリな様子をブログにしましたが、長くなって申し訳ございません。
色々なおかげで無事に法要が終わりましたことをご報告させていただきます。
本当にありがとうございました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
写真提供
M・T様 ありがとうございました。