前回のブログで「雀って身近な存在よ?」みたいな感じで言ったと思いますがその前に・・・
というわけで、いざ本題に!
雀が身近な存在と言いましたがどこが?と思われる方もいるかと思います。
いきなりですが、雀というワードが入っている言葉って意外に多く、特にことわざなんて現在でも日常会話で使う言葉があったりします。ことわざになるっていうことは、それだけ私達にとって身近な存在だから言葉の表現の一つとして使うんだと思いますので、それらを紹介したいなというのが今回の企画です!(文章が長くなると思いますので閲覧注意です。)
①「雀の涙」
雀はとても小さい鳥です。そんな小さい鳥の目から流れる涙は、本当に取るに足らないくらいのわずかな量しか出ないという例えから、ほんのわずかなことを示す言葉として使われる。
例:僕のお小遣いは、雀の涙くらいしかない
雀の本音
②「雀の千声(せんこえ)鶴の一声」
雀がたくさん集まって鳴くよりも、鶴が一回鳴いたほうが雀よりも魅力や価値があるということからできた言葉。つまり、たくさんの人=【雀】が集まって、議論をしても決められなかったことが、実力や実績などのある者【鶴】が一言(ひとこと)言うだけで決まってしまうこと。また、同じ言葉を言っても実力や実績などのある者が一言(ひとこと)言うだけで、ものごとが動くことを意味する。
例:同じ言葉を言っても副住職が言うよりも住職が言うと納得するな~。まさに、雀の千声 鶴の一声だな!
③「雀百まで踊り忘れず」
雀は生まれてから死ぬまで、空を飛び、小躍りのようにピョンピョンと飛び跳ねる行動を止めません。そのことから、人も浮気癖や手癖などの悪い癖は、死ぬまで止めないということを揶揄してできた言葉です。
これは、悪いことに使われる言葉で良いことに使う言葉ではありません。
例:あんなに立派な奥さんがいるのに、あの人また違う人に手を出したみたいよ。雀百まで踊り忘れずとは、このことね。
ここからは、海外の雀という言葉がはいったことわざ!
例文はカット!ここからはそれっぽい感じを味わってくださいm(_ _)m
④「燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや(えんじゃくいずくんぞこうこくのこころざしをしらんや)」中国の言葉
これは、司馬遷が書いた史記の中にある言葉です。「燕雀」は小さな鳥、「鴻鵠」は大きな鳥という意味です。
直訳的にいうなら、体の小さい鳥に、体の大きな鳥の志(気持ち)がわからないということ。
つまり、志の低い・志のない人(燕雀)には、志の高い人(鴻鵠)の気持ちは理解できないことを表現する時に使う言葉です。
雀の本音
⑤「一週間雀でいるより一日鷹でいる方がいい」ルーマニアの言葉
ずっと雀のような小物でいるよりも、鷹のような大物になる方が良いという意味。
つまり、現状よりも良い立場や良い役職などの上の立場になった方が良いということを例える時に使うみたいです。
雀の本音
上記は、ネガティブな印象でしたが、下記はポジティブな印象になります。
⑥「古雀は籾殻(もみがら)にはだまされない」ロシアの言葉
「籾殻が落ちているのでお米があると思って飛んで行く単純な雀は経験の浅い雀で、籾殻だけで判断せずちゃんとお米の場所まで飛んで行くのは手練れた雀である」からできた言葉らしいです。
さらに、ばぁちゃんの実体験では、籾殻だけでは食べに来ないし、古米もあまり食べない。新米を精米する時に出た籾殻がある時は食べに来ると言っていました。それくらい、雀はお米のことをよく知っているらしいです。
つまり、経験を積んでいる人は、偽物や古いものなどに騙されないという例えで使うのが意味的にあっているでしょう(多分)。
欣喜雀躍(きんきじゃくやく) 日本の四字熟語。
スズメの歩き方は小きざみに飛び上がって前に進む。それが踊っているように見えることから、雀のように飛び跳ねて踊るように大喜びする様子を例えて欣喜雀躍という。例↓
雀だと
さらに雀の本音
まだまだ他にもいっぱい言葉があるのですが、 普段の会話で使えそうな感じのものだけ選んで挙げてみました。
雀が登場することわざは、海外にもあることに驚きました。ある意味、雀は世界的に身近な生き物とも言えますね。
また、どうしても雀というものは劣っている方に扱われやすいですが、私達にとって雀は身近な生き物だからこそ、想像・比較・表現がしやすいのかなと思います。
だから、ことわざ・四字熟語など使われているのでしょうね。
今回のブログは、雀が身近な生き物だと言いたいので、ことわざで攻めてみましたがいかがでしたでしょうか?なんとなくの理解でもしていただけたら幸いです。
次回は、実は雀は縁起物?ということを書きたいと思いますので、期待せずお待ちください。
長文になりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
素材 いらすとや様 ありがとうございました。
ネタ元
「SLAM DUNK スラムダンク」より 桜木花道
井上 雄彦先生
ありがとうございました。
「北斗の拳」より ジャギのヘルメット
原作:武論尊先生 原画:原哲夫先生
ありがとうございました。
参考絵 いらすとや様 ありがとうございました。