皆様は、朱雀(すざく)という、吉兆がある時などに現れると言われる神秘的な獣(以下では神獣)をご存知ですか?
朱雀とは、五行思想から生まれた神話の南方を守る赤い神獣とされています。
(ここでは五行思想の説明を割愛しますので気になる方は検索してください)
見た目は、大きな鳥の姿に身体の色は綺麗な赤色です。↓これですね
この朱雀は、雀なのでは?という説があります。
(1)朱雀の朱とは【朱色】のことです。
①朱色とは、赤色に黄色味がかった明るい色で、「光り輝く太陽のような色」と言われるので、太陽の光がサンサンと振りそそぐ夏の季節を「朱夏」と言うようになったみたいです。
また朱色は、生命の躍動を表現する色・魔除けの色・古来より災厄を防ぐ色とも言われていたそうです。
そのため、日本においても、古くから寺院の建造物や神社の鳥居などには朱色が使われています。
②「朱色」がもつ「明るい」という印象は「明暗」のような対立する時にも適用されます。
中国の古い言葉に「墨に近づけば黒く、朱に近づけば必ず赤くなる…」と続く言葉があります。
それを省略してできたことわざが
「朱に交われば赤くなる」です。
意味は「人は交わる人(友達・先輩など)によって善悪いずれにも感化されること」を意味します。
言うなら、「朱」のような明るい人(良い人)と交われば善人になり、そうでない暗い人(悪い人)と交われば悪人になってしまうということです。
上記二点から、朱色は、良い意味や印象などがあるということがわかります。
(2)雀に朱雀と同じ赤色の要素はあるのか?
あら可愛いウチのレンちゃん18歳(これは8年前の写真)台車から降りられず助けを求める顔^ ^
今は、介護が必要となって3年、寝たきりになって1年半で母が孤軍奮闘で頑張ってくれていますが、
おっと脱線!
この愛くるしいレンちゃんですが、毛の色は茶色ですよね。
しかし、動物園やペットショップなどでは、動物の毛や身体の色などが茶色なのに、毛色の項目では赤色と表記する場合があります。
その考えでいくと、雀を色で表現するなら茶色ですから赤色とも言えますね。
なので、雀も朱雀と同じ赤色の要素はあると言えます。
(3)なぜ赤色と言わないのか?
①赤色は、血をイメージさせるから良くない。
昔は、今よりも侵略のための戦いが多くありました。連日のように[血で血を洗う]戦いが絶えず、普段から赤い血を見る機会が多かったのが理由と言われます。
そのため、赤という漢字は血を連想させるので避けたと言われております。
②大昔の話ですが、赤という漢字は良くないとされていた時代があった。
理由として、「赤裸々」「赤っ恥」「赤字」などあまり良くない印象を受ける言葉が割と多くあるので、赤という漢字は良くないと言われたそうです。
なので、中国では赤色のことを【紅色】と書きます。
また、赤という漢字を避けた例を挙げると…
この画像も赤色と白色なのに紅白と表記するのは上記のように、良い印象がないからという理由で紅白にしたと言われております。
上記二点をまとめると、昔は現在と違い赤という漢字は、あまり良くない字と考えられ、また、血を連想させるために、赤という漢字は避けたということがわかります。
そのために、同じ赤色(紅色)でも赤雀・紅雀とはならないのは、朱色の持つ力が神獣にとって相応しいので朱色の朱を取って朱雀となったとも言われております。
(4)どうして朱雀が雀なの?
簡単に言うと、他の鳥がモデルになっている場合、その漢字を使うはずです。
しかし、朱雀には雀という漢字が使われているし、雀は朱雀と同じ縁起物なので、雀が神格化され朱雀となったのでは?という考えが生まれたそうです。
(5)まとめ
以上のことを簡単にまとめると
五行思想では南方は赤色という教えがあり、そこから朱雀が誕生したと言われている。
また、この時代に赤という字は避ける風習があった。
そのために、朱雀の朱とは赤色の部類に分けられる朱色のことで、魔除けや災厄を防ぐなどの良い意味があり、神獣に相応しい色とされた。
また、朱雀という文字に雀という字があります。
雀は朱雀と同じ縁起物であり、雀を色分けすると朱雀と同じ赤色の部類に属することから「雀には朱雀との共通点がある」と考えられた。
さらに、他の鳥がモデルになっている場合には、雀という文字を使わないという考えが根拠となり、
「雀には朱雀との共通点がある」+雀という文字が入っているなどの観点から、雀が神格化され朱雀となったという説ができました。
これは、諸説の一つで正しいということではありませんが、一つの説として挙げさせていただきました。
今回は、大学生の時にこんな勉強したなと思い出しながらブログにしました。
自分が、とりあえず言いたいことを詰め込んだ だけの文章になってしまったので、 多分?いや絶対理解できない文章になったと思います。
本当に申し訳ございません。
長文になりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
素材 いらすとや様 ありがとうございました。
ネタ元
株式会社円谷プロダクション様 から ウルトラマン
ありがとうございました。
資料 Google翻訳 ありがとうございました。